ダイエットに「筋トレは意味ない」って本当？科学が教える正しい筋トレの価値【理学療法士が解説】

理学療法士トレーナーの柴田です。

2009年〜理学療法士（整形外科分野）、2012年〜理学療法士＆パーソナルトレーナーをしています。

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◎推奨するダイエット方法

筋トレの最も大きな恩恵は『リバウンドを防ぐ』こと

「筋トレを始めたら、むしろ体重が増えた…」

「やっぱり筋トレは意味ないのかな？有酸素運動だけでいいのでは？」

ダイエットのために筋トレを頑張っているのに、体重計の数字が増えてしまい、モチベーションが下がっている方は少なくありません。

多くの人が「筋トレは意味ない」と感じてしまうこの現象には、実は科学的な理由があります。

しかし、「筋トレは意味ない」…その考えは大きな誤解です。

この記事では、なぜ筋トレが「意味ない」と感じてしまうのか、その真実を解説します。

そして、筋トレこそが、リバウンドしない身体を作る上で最も重要なことである理由をお伝えします。

筋トレを始めて体重が増えるのは、決して太ったわけではありません。

同じ重さでも、脂肪は筋肉より体積が大きいため、筋トレで筋肉量が増えると、一時的に体重が増えることがあるのです。

例えば、体重が1kg増えたとしても、それが筋肉であれば、見た目は以前より引き締まって見えます。

大切なのは体重の数字ではなく、体脂肪率と、鏡に映るあなたの姿です。

体重計の数字に一喜一憂せず、身体の変化に目を向けてみましょう。

「脂肪を燃やすには有酸素運動」というのは事実です。

しかし、有酸素運動だけでは、根本的に痩せやすい身体を作ることはできません。

ダイエットを成功させる鍵は、私たちが何もしなくても消費されるエネルギー、「基礎代謝」を高めること。

筋トレで筋肉量を増やすことが、基礎代謝を上げる最も効率的な方法です。

筋トレによる身体の変化は、すぐに数字として現れないことがあります。

しかし、あなたの身体の中では確実に変化が起きています。

これらの変化は、目に見えない筋肉量の増加や代謝の向上によってもたらされます。

焦らずに続けることが大切です。

先述の通り、基礎代謝は筋肉量に比例します。

筋トレで筋肉量が増えれば、何もしなくても消費されるカロリーが増えるため、脂肪が燃えやすい身体になります。

これは、ダイエットをやめた後でも効果が続くため、リバウンドを強力に防いでくれるのです。

筋トレを行うと、成長ホルモンが分泌されます。

このホルモンは、体脂肪の分解を促進する働きがあるため、筋トレ後に有酸素運動を行うことで、より効率的に脂肪を燃焼させることができます。

筋トレをすると、筋肉がついてメリハリのある美しいボディラインになります。

体重が同じでも、脂肪が減って筋肉が増えた身体は、以前よりも引き締まって見え、健康的で魅力的な身体へと変わります。