理学療法士トレーナーのタツです。
2009年〜理学療法士(整形外科分野)、2012年〜理学療法士&パーソナルトレーナーをしています。
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はじめに
「給料がなかなか上がらない」、「将来が不安」…
理学療法士として働いている方の中には、待遇に不満を感じて転職を考える人も少なくありません。
僕もその一人でした。
しかし、実は職場選びやスキルの活かし方次第で、高待遇を実現することは可能です。
この記事では、理学療法士が転職で収入アップや働きやすさを得るための戦略を、医療業界の現状と合わせて解説します。
理学療法士の年収相場と現実
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(2023年)」によると、理学療法士の平均年収は約430〜480万円程度とされています。
しかし、以下のような悩みを持つ人も多いのが現状です:
- 勤続年数が長くても給料がほとんど上がらない
- 残業が多い割に収入が見合わない
- 土日出勤やシフト制でプライベートの確保が難しい
このような背景から、「もっと待遇の良い職場に転職したい」と考える理学療法士が増加しています。
高待遇の転職先とは?理学療法士の主な選択肢
理学療法士が高待遇を得やすい職場には以下のような特徴があります。
1. 回復期・訪問リハビリ施設
- 訪問リハは1件ごとの報酬単価が高く、インセンティブ制を導入している事業所も多い。
- 働いた分だけ収入に直結する可能性がある。
2. 自費リハビリ・自由診療施設
- 保険制度に縛られない自由なサービス提供ができ、料金設定も高め。
- 技術やコミュニケーション力を評価されやすく、給与も業績に応じて高くなる傾向がある。
ちなみに、僕タツはこの部類に入りますね。
3. 教育機関・企業・行政系
- 理学療法士養成校の教員や、企業の健康管理部門・産業理学療法士など。
- 安定性と高待遇を両立したい人におすすめ。
- 募集は少ないが、年収500万円以上の案件も存在する。
4. 管理職・マネジメント職
- リーダーや施設長などのポジションで、年収600万円以上も可能。
- 実務経験やマネジメントスキルが求められる。
理学療法士が高待遇転職を成功させるための5つの戦略
1. 自分の強みを分析する
- 「急性期での臨床経験」、「スポーツリハビリの専門性」など、自分の“売り”を明確化する。
- 専門分野を深掘りすることで、希少価値の高い人材となれる。
2. 資格取得で差別化を図る
高待遇の職場では、以下のような資格が重視されることがあります:
資格名 | メリット |
---|---|
認定理学療法士(各領域) | 専門性を証明できる |
呼吸療法認定士 | ICUや回復期病院で有利 |
心臓リハビリテーション指導士 | 循環器領域で重宝される |
介護支援専門員(ケアマネ) | 幅広い施設での活躍が可能 |
3. 転職エージェントを活用する
- 高待遇の非公開求人を多数保有しているため、自分で探すよりも効率的。
- 職場の内部情報(人間関係、離職率など)も得られる。
※この記事の最後でオススメの転職サイトをご紹介します。
4. 勤務条件だけでなく、将来性も見る
- 高待遇=高収入ではありません。スキルアップできる環境や、長期的なキャリア形成が可能かどうかも重視しましょう。
5. 職場見学と面接準備を丁寧に
- 見学時には「教育体制」、「スタッフの年齢層」、「離職率」などもチェック。
- 面接では、「自分の強みを職場でどう活かせるか」を明確に伝える。
転職で高待遇を目指す際の注意点
◎ 給料が高すぎる求人には注意
極端に高待遇な求人(例:年収700万円以上保証など)は、人手不足や離職率の高さが背景にあることも。
業務内容や労働環境を必ず確認しましょう。
◎ 資格更新や研修制度が不十分な職場は将来性が低い
スキルを継続的に磨けない環境では、長期的なキャリアに不安が残ります。
まとめ:理学療法士の転職で高待遇を実現するには?
- 高待遇を得たいなら、専門性・マネジメント・訪問分野などでのキャリア構築が鍵
- 自分の強みを見つけて、価値を高められる職場を選ぶことが重要
- 転職エージェントをうまく活用して、非公開求人や内部情報もチェックする
理学療法士としてのスキルは、職場を変えるだけで大きな価値に変わります。
将来の自分にとって「誇れるキャリア」を築くために、今の職場に満足していないなら、一歩踏み出してみる価値は十分にあるでしょう。
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