理学療法士トレーナーのタツです。
2009年〜理学療法士(整形外科分野)、2012年〜理学療法士&パーソナルトレーナーをしています。
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「なんとなく寝つきが悪い」、「夜中に目が覚める」――そんな悩みを抱えていませんか?
睡眠の質を高めるためには、寝具だけでなくパジャマの選び方も重要です。
肌に直接触れるパジャマは、体温調節や快適性に大きく関わるため、適切な素材・形状を選ぶことで入眠のスピードや深い睡眠時間が変わることが、近年の研究でも示されています。
本記事では、理学療法士の視点から、パジャマと睡眠の質の関係、素材・形・季節別の選び方、そしておすすめアイテムを詳しく解説します。
睡眠とパジャマの関係性
パジャマは、皮膚の快適性・体温調節・湿度調整に関わるため、良質な睡眠には欠かせない要素です。
以下の3つの点で、パジャマは睡眠に影響を与えます。
1. 体温調節のサポート
深部体温が下がることで人は眠りにつきます。
パジャマはこの「熱の放散」を妨げず、ちょうどよく温かい状態を保つことが必要です。
2. 肌刺激の最小化
チクチクした素材や締め付けのある服は、無意識に覚醒反応を引き起こし、睡眠を浅くする原因になります。肌触りの良い素材が◎。
3. 自律神経の安定化
ゆったりしたパジャマは副交感神経を優位にし、リラックスモードへ導きやすいと考えられています。
快眠のためのパジャマ選び:素材と形に注目
【素材編】おすすめは天然繊維
素材 | 特徴 | 睡眠へのメリット |
---|---|---|
綿(コットン) | 吸湿性・通気性に優れる | 蒸れにくく肌トラブルも少ない |
ガーゼ | 柔らかく軽量 | 肌当たりが優しく、体温調節にも最適 |
シルク | 吸湿・放湿性が高い | 高級感と保温性。アレルギーの人にも◎ |
テンセル(再生繊維) | なめらかで静電気が起きにくい | 化学繊維に比べ肌に優しく、環境にも配慮 |
※ポリエステルなどの合成繊維は静電気が起きやすく、汗の吸収が悪いため快眠には不向きです。
【形・デザイン編】締め付けのないリラックス構造が理想
- ウエストゴムがきつすぎないこと
- 肩・股関節の動きを妨げないシルエット
- ボタンや縫い目の位置が寝返りの邪魔をしないデザイン
- 冬は厚手・夏は薄手で季節に応じた調整ができると◎
季節別・快眠パジャマの選び方
季節 | 選ぶポイント | おすすめ素材 |
---|---|---|
春・秋 | 気温差が大きいため調整しやすい素材 | 二重ガーゼ、薄手コットン |
夏 | 吸湿性・通気性重視 | 綿、リネン(麻)、テンセル |
冬 | 保温性と蒸れにくさの両立 | フランネル、ネル素材、裏起毛コットン |
睡眠の質を下げるNGパジャマ例
- スウェット(吸湿性が悪く、蒸れやすい)
- 化学繊維100%(静電気、通気性の悪さ)
- 派手な装飾や金属製ボタン(寝返り時に違和感)
- 部屋着兼用で寝る(“睡眠モード”に切り替えができず、脳がリラックスしづらい)
睡眠の質を高める+αのポイント
● パジャマは毎日替える
汗や皮脂がついたままでは、通気性や保温性が低下し、睡眠の質も低下します。
できれば2日に1回以上の交換を。
● 寝室の温度・湿度も管理
快眠に適した環境は温度20〜22℃、湿度50〜60%。
どんなに良いパジャマでも、部屋の環境が悪ければ効果は半減します。
● 寝る前にストレッチや深呼吸
パジャマに着替えたあとに副交感神経を刺激するルーティンを加えると、よりスムーズな入眠が可能に。
まとめ:パジャマは睡眠の質を高めてくれる重要なツール
パジャマは単なる「寝る服」ではなく、睡眠の質を高める重要な“健康ツール”です。
肌触りや通気性に優れた天然素材、締め付けのない快適なデザインを選ぶことで、深い眠りに導かれやすくなります。
理学療法士としても、快眠は心身の回復・ホルモン分泌・免疫力向上に直結する重要な健康要素と考えています。
睡眠に悩む方は、ぜひ今日からパジャマ選びを見直してみて下さい。
オススメのパジャマ👉TENTIAL
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