【野球少年を持つ親御さんへ】リトルリーガーズショルダーの正しい知識と早く治す方法【理学療法士が解説】

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【野球少年を持つ親御さんへ】リトルリーガーズショルダーの正しい知識と早く治す方法【理学療法士が解説】

理学療法士トレーナーの柴田です。

2009年〜理学療法士(整形外科分野)、2012年〜理学療法士&パーソナルトレーナーをしています。

詳しくはこちらから👉自己紹介

◎今回ご紹介するリトルリーガーズショルダーを早く治すのに役立つ超音波治療器

👉オステオトロン

リトルリーガーズショルダーを早く治すためには?

結論からお伝えします。

お子さんのリトルリーガーズショルダーを早く治すための第一歩は、「早期発見と専門家による管理」が最も重要です。

早期に発見できて軽症であれば、それだけ治るまでの期間は短くなります。

また、適切な治療法を選択することも非常に重要です。

肩に負担をかけないようにしながら、適切なリハビリを受け、今回ご紹介する超音波治療器を併用することで競技への復帰を早めることに繋がります。

「うちの子、投げすぎで肩を痛めているみたい…」

「『このまま野球ができなくなるのかな』と不安に感じていませんか?」

野球に夢中なお子さんを持つ親御さんにとって、肩の痛みはとても心配なことの一つですよね。

特に、リトルリーガーズショルダー(上腕骨骨端線離開)は、成長期の子どもが発症しやすい深刻な怪我です。

この記事では、なぜこの怪我が起こるのか、そして、お子さんの「早く治したい」という気持ちに寄り添いながら、親御さんができる科学的なサポート方法について解説します。


リトルリーガーズショルダーの科学的なメカニズム

リトルリーガーズショルダーは、上腕骨の端にある成長軟骨板(骨端線)に繰り返し強いストレスが加わることで起こる疲労骨折です。

投球動作が成長期の肩に与える影響

投球動作は、非常に複雑でダイナミックな動きです。

特に成長期の子どもは、骨がまだ完全に固まっていないため、筋肉や腱よりも先に、骨の弱い部分である「骨端線」に負担がかかってしまいます。

  • 投球時の強いひねり:ボールを投げる際、肩の関節は強い回旋運動をします。この力が骨端線に繰り返し加わります。
  • 投球後の衝撃:リリース後も肩には強いストレスがかかり、微細な損傷が蓄積されていきます。

痛みがあるのに無理に投げ続けると、骨折した部分がさらに悪化し、完治が難しくなってしまう可能性があります。

最悪の場合、骨が変形してしまい、成長に影響を及ぼすこともあります。

痛みを我慢させることの危険性と正しい休養の重要性

お子さんの「休むのは嫌だ」という気持ちは、親御さんとしても辛いですよね。

しかし、骨折した部分がくっつくためには、何よりも安静が必要です。

痛みを我慢して練習を続けることは、傷ついた骨をさらに傷つけることになります。

まずは、痛みの原因を正しく知るために、必ず整形外科医の診断を受けることが何よりも重要です。

*スポーツドクター、できれば肩や肘の専門医の診断を受けることをオススメします。


骨の治癒を助ける「科学的アプローチ」

整形外科医の診断を受け、安静期間を確保した上で、骨の治癒を促すためのアプローチを検討することが大切です。

その選択肢の一つとして、近年注目されているのが超音波治療器です。

超音波治療器「オステオトロン」とは?

超音波治療器「オステオトロン」は、骨折治療を目的とした医療機器です。

この機器は、「LIPUS(Low Intensity Pulsed Ultra Sound)」と呼ばれる、非常に弱い超音波を患部に当てることで、骨の治癒を助ける働きがあります。

LIPUSは、骨がくっつくために必要な細胞の働きを活性化させることが科学的に証明されています。

これにより、通常よりも骨折の治癒期間が短縮されることが期待できます。

病院や整骨院など、専門の施設でも使われている機器です。

参考超音波骨折治療器オステオトロン

オステオトロンは「治癒を助ける」ものであり魔法ではない

しかし、ここで一つ重要なことをお伝えします。

オステオトロンは、魔法のように骨を治す万能薬ではありません。

あくまで、医師や理学療法士の治療計画の一環として使用される、補助的なツールです。

オステオトロンの効果を最大限に引き出すためには、以下の3つが不可欠です。

  1. 安静:医師が指示した期間、患部を休ませること。
  2. リハビリ:医師や理学療法士の指導に従い、正しい投球フォームを学ぶこと。
  3. 栄養:骨の材料となるタンパク質やカルシウムなどを適切に摂取すること。

これらと組み合わせることで、オステオトロンは骨の治癒を強力にサポートしてくれるのです。


まとめ:リトルリーガーズショルダーは「専門医」への相談を第一に

「早く治して、また思いっきり投げたい」という気持ちは、選手と親御さんにとって共通の願いです。

しかし、その近道は決して、痛みを我慢することではありません。

最も早く復帰するための唯一の方法は、専門の整形外科医の診断を受け、正しい治療計画に従うことです。

もし肩の痛みに悩んでいるなら、まずは勇気を出して専門医に相談して下さい。

お子さんの野球人生を長く、そして輝かしいものにするために。

リトルリーガーズショルダーを早く治すのに役立つ超音波治療器

👉オステオトロン

◎肩に負担をかけないようにするためには、投球フォームの改善も重要です。

一度自分のフォームをチェックしてみましょう!

👉投球フォームチェックリスト【理学療法士が解説】

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